Story チームマネジメントという仕事

まるで子どもの巣立ちをよろこぶ、親のような。

Aくんは、ちょっぴり気弱な青年でした。
25歳のフリーターだった彼は、アルバイトの中でいちばんの年長者。
なのになめられているのか、
年下の先輩アルバイトによくガミガミ怒られてました。
たしかに彼は入ったばかりで、仕事に慣れていません。
でも誰よりもまじめで、言われたことをキチンとやる人です。
逆にその先輩は、仕事は早いけど、ちょっと天狗になっている面があった。
そこで僕は、徹底的にAくんを鍛えることにしました。
彼のような模範生がアルバイトのトップになれば、いいお店になりますから。
同時に、話し合いの時間もたくさんつくりました。
彼のことを理解したかったし、僕のことも信頼してもらいたかったし。
成果はめきめきと表れました。彼はすぐにその先輩を抜き、一躍お店のエースに。
自信が出たからでしょうか、表情も以前と比べ豊かになりました。
その姿に僕は目を細めていたのですが…ほどなくして、
突然、彼が「辞めます」といってきました。
聞けば、好きな服飾関係の会社に就職が決まった、と。
正直、彼が抜けるのは痛いです。
でもそんなことどうでもいいくらい、うれしかったです。
気弱な彼は、就職に対してずっと踏み出せずにいました。
その背中を、1mmくらいは押してあげられたんじゃないかと思ったから。
お店を辞めるとき、「ここで働いてよかった」といってもらえること。
その人の人生に、前向きな何かを与えてあげれること。
売上も大切だけど、僕はそういうことを大切にできる店長でありたいです。

ほぉーバル神田店 店長

鳥飼 洋志 2006年入社

学生時代、アルバイトで接客の楽しさにめざめる。
就職ではJEFBとホテルで悩み、最後は「駅も好き」という気持ちからJEFBへ。
入社以来ベッカーズひとすじ。2014年より新業態「ほぉーバル」の開業店長に。

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